ブレーキングポイントについて 



以前、管理人日記に書いた「ブレーキングポイントについて」の反響が大きかったので
ここにまとめてみました。
あくまでも管理人の独り言レベルなのでお時間のある方は読んでみてください。


以前にメンバーの方と山中を走った時、私は後ろを走ってました。
後ろから前車の走りを見ながらだったのですが
彼はブレーキポイントが凄く奥なんです(あくまで私と比べた場合です)
しかしコーナーリング中で全然引き離される事は無く
むしろコーナー出口では私が前車が立ち上がるのを待って
アクセルを踏み込むタイミングを遅らせている位なのです。
別に上手い下手の差ではありませんし特別にチューンしてるとか
タイヤがハイグリップって事でもありません。なぜこうなるのかわかりますか?
タイヤのグリップ力には当然限界があります。
車がタイヤに求めるグリップには縦方向だけでは無く横方向にも必要で
縦に100%使えば横方向には0%なんです。
先程の場合、ギリギリにブレーキングすると縦方向に80%使ってるとします、
となるとステアリングを切り出した時のタイヤの曲がろうとするグリップは20%。
当然グリップ不足でアンダーが出てブレーキから足が離せずにスピードがダウン。
またブレーキを大きく残しながらなので挙動の乱れを抑えるのにも時間がかかり
結果、コーナリング脱出時にもアクセルを踏み出すのが遅くなり悪循環になります。
コーナーの手前では早めのブレーキング(タイムアタックじゃないですから)
きっちり減速してからコーナリング進入したほうがコーナリングスピードも上がり
挙動も素早く安定しますので早めにアクセルが踏みはじめられますよ。
でもコーナー手前で完全に減速すると前輪過重が抜けきってしまい
これもまたコーナー進入には不適切です。それではどの程度か?
というのは車それぞれですし、走る道によっても違うので
自分自身が走ってブレーキングポイント、進入速度、ブレーキの残し具合等
意識しながら走ってみる事で理解出来てくると思います。
コーナーでアンダーが出るならブレーキングポイントを変えてみましょう。
変えたくないアナタはハイグリップタイヤでタイヤの限界を上げてください(笑)
どっちにしても公道コーナーでの危険な突っ込みはやめましょうね。